生徒の声

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生徒の声

本学院の書道教室に通われている生徒さんの声をご紹介します。
皆さん、楽しみながら書道に取り組んでいます。書道教室に通われる際の参考にしてください。

  • 書道を行う時の心構え

    東京校・随意科 林 峻仙

    書法学院に入学したのは私がまだ小学生の時でした。
    小学校の宿題の書初めが少しでも上手くなればいいなと思い始めました。

    教室に通い始め、書く時の姿勢、筆の持ち方から始まり様々なことを教えて頂きました。その中で一番印象に残っていることは書道を行う時の心構えです。
    「筆を持った時から、集中し心を落ち着かせれば、子供でも大人のような綺麗な字が書ける。教室に来る人たちから書道やそれ以外の事もいろいろ教えてもらって心を豊かにすればもっと上手になれる。」と教わり、子供だった私にはとても衝撃的で頑張って続けていこうと思いました。

    教室には様々な先生や生徒の方がいます。その方たちとの交流を深めながら、私は少しずつ心を豊かにし書道に打ち込んでいきました。
    その結果、まだまだではあるものの昇段し、立派な雅号を頂き、展覧会に出品するまで上達することができました。
    小学校から始めた私も今では一人前の社会人となりました。今までは教えてもらうばかりの立場でしたが、今では自分の経験を子供たちに伝える立場になりました。

    書道を通じて見識を深めることはとても素晴らしいことだと思います。私はこれからも自分だけではなく周りの人々の心も豊かにしながら書道を学んでいきたいと思います。
  • 書道で人生を楽しみましょう!

    東京本校 清原良仙

    父の薦めで書道を始めたのは、情報処理の仕事に就いて数年経った頃でした。当時はまだパソコンなどの無かった時代ですが、その後、コンピューターの普及とともに仕事は段々忙しくなり、2年程で書道を続けられなくなりました。今思うと、この短期間でやめてしまったことはとても残念です。
    その後もパソコンに向かう毎日で、字を書く機会などなく、筆を執るのも年賀状だけとなってしまいます。仕事を辞めて何かしなければ、とは思っていましたが、なかなか手頃な教室が見つかりませんでした。

    そんなある日、本棚を整理していると、書を最初に教えてくださった先生の、「月花や八十八年無駄ある起」と書かれた色紙が出てきました。そして書道・ゴルフと色々な面で後押ししてくれた父が亡くなった時に思い立って、初めて般若心経を写経し、父に持たせました。
    これらをきっかけに、「まだ今からでも大丈夫かな?授業についていけるかな?と自問自答しながらパソコンを開き、この書法学院にたどり着いたのです。筆も30年以上持っていなかったので不安でしたが、体験入学を経て、安心して入学しました。

    書法学院の先生は、一人一人にその日の授業の内容を説明しながら手本を書いてくださいます。生徒は、先生の手本を見ながら筆遣いを覚えます。私も初めは姿勢・運筆などをたびたび注意されていたものの、早いもので本科1年、師範科2年を過ぎ、現在は特別研究科に在籍しております。主に古典を臨書していますが、未だなかなか思うように書けず、理解も深くありません。しかし書は、全体として眺めるのも面白いものです。わからないなりにも、人類の文化だと思います。
    ある言葉で、「書は心画なり」と言います。これからは私なりに一歩一歩ゆっくり焦らず、楽しみながら心と腕の錬磨に努めていきたいと思っております。親切に指導してくださる先生方には、感謝をしております。
  • 書道をやるべき時期

    東久留米校  齊籐 龢仙

    「書道との出会い」

    小学生の頃、近所の友達が習っているので私も、という様に最初の動機は単純なものでした。
    次第に10人ほどいた仲間は辞めてしまい自分一人になりましたが、不思議と辞めたいと思ったことはありませんでした。

    後に就職、出産と筆を持つ機会がなくなりましたが、その間も「もう一度書道をやりたい」という気持ちはずっと持ち続けておりました。

    子供が高学年になり、ホームページで書法学院を知り「基礎から学びたい」という気持ちがあり、先生からも勧めもあり本科、師範科、特別研究科と学んでいきました。日々、書道の世界の奥深さに驚きと発見を感じています。もちろん、楽しいことばかりではなく悩むこともありますが、すべては子供の頃からの「書道が好き」という思いが今現在も書道を続けていられる原動力となっております。

    今は子供達に関わる機会も増え、新鮮な気持ちにもなり新しい発見の日々です。

    書法学院に出会い、素晴らしい先生方にご指導いただいていることに感謝しております。
  • やっぱり書道は楽しい!

    東久留米校  榊原 香僊

    二人の子どもが幼稚園に通うようになり、少し自分の時間が持てるようになった頃、私は何か自分が打ち込める、一生続けられるような物を探してみたくなりました。

    その時にまず思い付いたのが書道でした。小学生の頃の習い事の中で一番好きだった事もあり、学ぶには今からでも決して遅くないと思ったからです。

    子どもを幼稚園に送ったその足で、書法学院の東久留米校に通いました。書道に向き合う時間は、慌ただしく子育てをする中で唯一集中できる、私にとって大変貴重な時間となりました。

    本科、師範科を修了し、今は特別研究科で勉強をしています。雅号をいただき、師範科を終えた辺りから開塾の準備をし、今では自宅で子ども達に書道を教えています。書法学院のカリキュラムは基本から開塾に至るまで、多くの事を学べるようになっていて、その後は教える立場として、それを活かす事も出来ます。

    子どもの成長や、いずれ来るであろう親の介護など、少し不安もありましたが、思い切って踏み出した一歩に今は支えられている自分がいます。書道を通して巡り会えた素晴らしい先生方と共に学ぶ仲間のおかげだと思っています。そして何よりも、やっぱり書道は楽しいです。